MIHIKARI

2026/02/24 11:02


2つの“End material”商品、アートパネルとコースター

私たちの製品づくりは、大判の金属意匠から始まります。
アルミニウムやステンレスの平板に、専用機で意匠研磨を施し、光を設計する。


その工程の中で、サイズの都合により大きな製品にはならない素材が生まれます。
けれどもそれらは、品質としてはまったく問題のない、美しい状態の金属です。


私たちはそれを単なる余剰材として扱うのではなく、
別の役割を与えることができないかと考えました。


それが“End material”という考え方の始まりです。



技術をそのまま縮尺する

今回のアートパネルとコースターは、どちらも100mm角。

サイズは小さいですが、施している意匠研磨は、大判製品と同じ工程です。


金属表面に微細な研磨を重ねることで、光の反射方向をコントロールし、立体的な表情を生み出します。
放射状に広がるラインや重なり合う模様は、光の角度によって表情を変えます。


この「光の変化」を楽しんでいただくためのプロダクトです。



アートパネル ―美観を楽しむ

100角のアートパネルは、

小さな面積で金属意匠を楽しむためのもの。


壁に掛けても、棚に立てかけても、照明が当たることで初めて模様が立ち上がります。

強い装飾ではありません。
けれど、空間に金属特有の緊張感と静けさを加えます。


和モダンにも、ミニマルなインテリアにもなじむ理由は、
色ではなく「反射」で存在感を出しているからです。

素材そのものの質感を、そのまま楽しむプロダクトです。


>End material -Art はコチラ!



コースター ―経年変化を楽しむ

同じ素材、同じ意匠でつくられたコースターは、まったく異なる楽しみ方を想定しています。


私たちの研磨意匠は、金属表面に微細な傷を重ねることで成立しています。
つまり、傷は欠点ではなく、意匠そのものです。

コースターとして使用すれば、グラスとの摩擦によって新たな痕跡が生まれます。
それは劣化ではなく、使い手が加えるレイヤー。

時間とともに少しずつ変化し、「自分だけの表情」に育っていきます。


さらにこのコースターは、
裏面に国産木曽ひのきを使用しています。
金属の冷ややかな質感と、ひのきのやわらかな木肌。
異なる素材を組み合わせながら、生産から加工までを国内で完結させています。


光を楽しむ金属と、香りとぬくもりをもつ木。
経年変化を前提に設計した、純国産のプロダクトです。


>End material -Coaster はコチラ!



同じ素材から生まれる、二つの楽しみ方

アートパネルは光を「鑑賞する」もの。

コースターは光を「使う」もの。


同じ意匠研磨を施した金属でありながら、
片方は美観を保ち、
もう片方は変化を受け入れる。
この二面性こそが、“End material”シリーズの面白さです。


素材を最後まで活かすという考え方は、
単にサステナブルであることだけを意味しません。


高品質な国産金属を、意匠研磨という技術で仕上げ、
日常の中で楽しめるサイズに再設計する。それが私たちのものづくりの姿勢です。


100mm角という小さなサイズですが、そこには大判製品と同じ精度の加工が施されています。


素材の終わりではなく、役割の再設計。
“End material”は、金属をより身近な距離で楽しむための提案です。




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