2026/02/25 09:34
MIHIKARIの価値と、その基準について
光は、同じように当たっているようでいて、
素材によって、まったく異なる表情を見せます。
今回のアートパネルは、
その違いを明確に可視化した一枚です。
大きさや金額の問題ではなく、
光の扱い方と素材との向き合い方が、
これまで以上に濃く表れた作品になりました。
そしてその密度こそが、この一枚の価値です。
素材と光の性質
本作に使用しているのは、純度99.5%以上のA1050アルミニウム。
名刺入れにも用いている素材ですが、
このサイズで扱うと、求められる精度が変わります。
不純物が少ないということは、
光を素直に反射するということ。
同時に、加工の精度がそのまま現れるという、ごまかしが効かない素材でもあります。
研磨の方向、圧力、重なり方。
わずかな差がそのまま光の表情になる。
素材の性質を理解した上で、
どのように光を設計するかが問われます。
動と静の重なり
表層にはスピンライン加工を施しています。
円弧が連なり、見る角度によって光が流れる。
規則性の中に、わずかな揺らぎが生まれ、平面でありながら奥行きを感じさせます。
その背後を支えるのが、バイブレーション加工です。
無方向に刻まれた微細な傷が、光を柔らかく拡散させ、
スピンラインの輝きを引き立てます。
動と静。
二つの質感が重なることで、
金色の表情に深度が生まれました。
構造としての色表現
最後に施すのはインクジェット印刷。
単色のように見えますが、場所ごとに濃淡を細かく設計しています。
強く見せたい部分、抑えたい部分。
研磨による反射と、印刷による陰影が重なることで、
金色は“塗られた色”ではなく、奥行きを持った光になります。
額縁の選択
上品な黒色のシボ加工を施した特注のアルミ製フレームに収めています。
艶を抑えた黒は、金色の輝きを過不足なく引き立てます。
額縁は装飾ではなく、
空間の中で作品として成立させるための要素です。
素材だけでなく、
見せ方まで含めて一つの完成形にする。
その考え方も、この一枚の重要な価値です。
価格と価値
本作の価格は、税込198,000円です。
純アルミを使用した厚めのA1050素材。
光の設計が異なる二種類の研磨工程。
濃度を構造として組み込んだ印刷。
アートピースを引き立てる特注の額縁。
それぞれが単体で価値を持っています。
それらを一つの面の中に収め、整え、重ね、
最終的にこの形になりました。
この価格は、この一枚の密度を示しています。
MIHIKARIの基準
すべての商品が、
同じ工程構成というわけではありません。
しかし、素材と光にどう向き合うかという姿勢は、共通しています。
この一枚は、その姿勢を体現したものです。
特別な存在としてではなく、これからのMIHIKARIが目指す密度として。
それが、
MIHIKARIの基準です。
~ 磨かれた金属、磨かれる信頼。おしゃれな高級名刺入れといえばMIHIKARI。アルミを削り出して作られたジュラルミンケース×弊社のスピン加工によるデザイン研磨で唯一無二の存在感。桐箱入りでパートナーへの贈り物や生涯現役の方の還暦祝いにも最適です。創業50年超の日本の技術をアナタの手に~

